生前贈与などの相談も数多く寄せられますが、併せて「生前整理」についてのご相談も割と寄せられています。
「生前整理」と聞くと、何か大げさに聞こえますが、要はお片付けです。
どうしても、これはいつか使うかもしれないと思って、そのままになっているものってありますよね。
1年間使わなかったものは、ほぼほぼいらないものではないでしょうか。
そういうものを、売るとか捨てるとかしていくことで、部屋が片付いていきます。
かくいう私も、物を捨てられないタイプなもので、物が溢れかえってしまっていたので、先日、覚悟を決め断捨離しました。
すると、家がすっきりして、何かよくわかりませんが気持ちも晴れやかになったというか、根拠のない前向きな気持ちになりました(笑)
そして、断捨離となると、結構なゴミが出てきます。それこそ私の場合は、無駄に大きい冷蔵庫や使ってないタンスなどもあったので、一括して業者さんにお願いしました。この業者さん、買い取れるものは適正な価格で買い取って貰えましたし、大きい家電や家財も家から搬出してもらい、最終的な費用も良心的で見積り通りの価格でした。スタッフの方々もテキパキ作業してくれて、非常に満足しました。
何か、業者さんの宣伝みたいになりましたが、生前贈与を考えるとき併せて生前整理も考えられたほうが、子供たちや孫たちの為ではないでしょうか。
もし、万が一のことがあってお亡くなりになったあと、相続財産というのは何も預貯金や不動産、有価証券だけではありません。
着ていた洋服や、家財道具、家電製品、自動車、などの、生前所有していたもの全てが相続財産になります。
これらを子供たちは原則として相続しなければなりません。
子供たちや孫たちのことを考えて生前に財産を贈与しようという優しい心をお持ちでしたら、一方でいらないものを相続させるわけにはいかないということもご理解いただけるのではと思います。
もっとも、故人の所有物のなかには色々想い出が詰まったものもありますし、高価なものもあることでしょう。
全てを捨てれば良いというわけではなく、整理するのです。
そういった「もの」を整理するということは、自身の人生を振り返る機会にもなります。
親子で片付けるのも、案外楽しいと思います。
「これ、あんたが3歳のときのやつや!」
っていうのも登場するかもしれません(笑)
もし、よろしければ「生前整理」について、ご一考いただければ幸いです。
生前整理をする上で法的な疑問等がありましたらご相談ください。
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